
広島大学演劇団 平成23年度入学生卒業公演
劇団二つの太陽
『わラワレ!』
団員にインタビュー! 荒谷友美編
今回は3年生の荒谷友美さんにインタビューです!
取材担当:上床真理子
まずは劇団内での役割をお願いします。
音響部のスタッフです。仕事は、メインの音探しをしてます。
今回特に音響部をやっている理由とかあれば。
新しいことをやるには自分に時間が無くて学ぶのが難しいので、ずっとやってきて自分の実力を出せる音響部で。
その中でも、自分のこれといった音とかはあるのでしょうか?
今のところ私が挙げた曲は選ばれてないので。こないだは効果音を、狼の遠吠えとかをやたら探していました。
なるほど。
良い音があればいいなと思ったけど雑音が入ってたりして、う~んってなったり。あと、「た~けや~さおだけ~」とか探しました。雑音が多いのしかなくて気に入らないんですけど。とにかく候補をいっぱい挙げようと思って集めてます。
やっぱり数がものを言うんでしょうね。
まあ他の人がまだ挙げてなかったので。そこを隙間を突く感じでやっちゃれって思って。これからどんどん上がってくるでしょうけど、今埋まってないところをどんどん埋めて。
じゃあ、担当がそれぞれ決まってるわけじゃないんですね。
多種多様なものが入るので、みんなで集めた中から演出が選んでいく感じで。
大変だったところとかは?
まず集まってないので。空っぽのところを入れようと思ったんですけど、うちも何を入れればいいかイメージがまったく浮かばなくって。だからみんな入れてないのかなって思うんですけど。この前通しを観て、前よりは探しやすくなったんですけど、何が入るんだろうってちょっと戸惑ってます。
ではスタッフワークからは少し離れて、芝居の中で好きな役っていうのはありますか?
自分でも読んでたんですけど、やっぱり読むのと観るのとじゃ違うじゃないですか。で、観てて思ったのが、あのアナウンサー、えっと・・・。
糸色さん?
その糸色さんの、地味にもっていく感がすごかったなって。「あ、この子おいしいな」って思いました。表ではいい顔してて裏ではこんな子だった。で、腹黒いのかと思ってたら実は面白かったっていうか、最後いいとこ持ってったなって。
最後のアレも腹黒いんじゃないんですか?
自分だけの腹黒さじゃないじゃん。何か思ってのしたたかさみたいな感じ? おいしいなーって思いました、観てて。
ふむふむ。では、次です。『わラワレ!』という作品を簡潔に表して下さい。
脚本を読んだ感じと通しを観た感じで違うんだよ、私の中で。
じゃあ、一つずつ聞かせてください。
脚本だったら、ごった煮って感じが。笑いもしっかり取って泣きとか感動の部分もしっかり取ろうとしてるかなーって感じがして。
通しを観て思ったことは?
すごく23さんが活きる作品だなって思いました。めっちゃピカピカしてた気がします。
良いこと言いますねえ。ピカピカって書いちゃいましたよ。
23さんのいるシーンは23さんのものだなって。全部23さんで、23さんの作品だってすごくわかりやすい。あのままのキャラだと思ってくれていいんじゃないかなって。
役として出てるんだけど、23さんの良さも全部出てるという感じでしょうかね。脚本を読んだり通しを観たりして思うところがあると思います。その辺りを教えてください。
23さんが楽しい作品になればいいなーとか。(通しを)観てるこっちも楽しかったし。
関係者にも楽しいって言ってもらえるとすごくいいですね。もう少し劇団員なんかに伝えるとすれば?
23さんってこうだよねって(笑) うちらの23さんのイメージのまんまな気がして。面白い脚本なんだけど、それを面白くしたのは23さんの力と言うか。
では、お客様に一言お願いします。
やっぱりコントは面白いね。舞台なんだけど、コントはコントとして観て欲しい。
ありがとうございました。