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団員にインタビュー! 小池悠実編

劇団や作品のことを団員に突撃インタビュー!今回は4年生の小池悠実くんです。

 

取材担当:宮崎香陽子

 

 

今回の舞台において小池さんがされている役どころは何ですか?

キャストでは主人公の田中稔役、スタッフでは大道具をやっています。

 

 

 

なぜ田中稔をしようと思ったんですか?

元々この脚本を持ってきたのが僕なんですよね。僕はみんなも知ってるとおりお笑いが大好きなんで。それで、田中稔が作中で言う、「人を笑わせることってすごい」っていう田中稔の言葉が、本当にその通りだと思って。僕の考えてることそのままだったんですよ。だから、この役を演じることでその想いを伝えたいなって思って。

 

 

 

 

では、最後の舞台で大道具部として関わろうと思ったのはなぜですか?

僕は4年間大道具一筋でやってきたんで(笑) やっぱり最後も大道具をしようと思いました。最初に大道具を選んだのはやっぱり「かっこいいから」だったよね(笑) しかもそれを4年間続けてたらますますかっこいいなって思って。

 

 

 

確かに大道具って職人技って感じでとってもかっこいいですよね!

大道具としての小池さんの仕事で、ここを見てほしいという見どころはどこでしょうか?

自分のここを見てほしいっていうよりも、みんなでつくり上げたものを見てほしいな。やっぱり大道具はみんなでつくってるものだから。こんなに大きな舞台は、こんなに大きなセットがあって、みんなでつくったそれで成り立っているんだっていうのをわかってもらえたら嬉しい。

それから、今回は4年生がすごく忙しい時期だったっていうのもあってチーフを後輩にお願いしました。自分がこれまで育ててきた後輩が大きな舞台をつくってくれるくれるっていうのが嬉しいし、見てほしい。

 

 

 

それでは次に、今回の役、田中稔の見どころを教えてください。

とにかく主人公だからずっと出てるからね(笑) 見てほしいところはたくさんあるけど、主人公のまっすぐさかな。すごくまっすぐな男が、まっすぐに夢を追いかけて、挫折を味わいながらもいろんな人たちと出会いつつ成長していくっていうところが、とてもわかりやすくて演りやすいっていうか。全力でできるんですよね。そこを見てほしいです。

 

 

 

 

田中稔って、少年漫画の主人公みたいですよね!

では、この舞台をつくっていく上で大変だったことを教えてください。

もちろんすごく忙しい時期だったってこともあるんだけど、いちばんは「漫才をつくらなくちゃいけないこと」。今回漫才するシーンが何度もあるけど、それは全部つくってるんですよね。それがなかなか浮かんでこないんだよね……。これまでずっとネタつくってきたから、やっぱり最後もつくりたいと思う。せっかく和泉が任せてくれたんだから。がんばります(笑)

 

 

 

時間もなかなかない中で大変ですよね……!がんばってください!

次に、自分の演じる役以外で好きな登場人物は誰ですか?

天能寺ですね。今まで演ってきたのが天能寺みたいな役ばかりだったんですよ。稽古で代わりに天能寺したときも、やっぱりすごく演りやすくて。単純に、ああいうチンピラみたいなやつって好きなんですよね(笑) それから、実はお笑いが好きだってところも、自分と通じるものがあるなぁって思いました。

 

 

 

 

では、田中稔と自分の共通点を教えてください。

やっぱり、お笑いが大好きなところかなぁ。お笑いが好きって気持ちだけでやってるっていうか、その気持ちだけは誰にも負けないっていうか。ただ、会社まで辞めて全力でお笑いの世界に飛び込んでいった田中稔の潔さだけは自分とは違うところだと思います。

 

 

 

 

この作品を一言で表すとどんな作品でしょうか?

本当にそのままだけど「お笑い」だよね。「お笑い」ってすごい言葉だと思うんですよね。「お笑い」って言葉だけでおもしろいってわかる。観てる人だけじゃなくて、やってるこっちも楽しい。好きな芸人の言葉で「笑ってるときだけはなんでも忘れられる」っていうのがあるんですけど。笑ってるだけで楽しいんだよね。すごいことだと思うんです。「お笑い」ってすごい。

 

 

 

 

それでは、この作品をつくり上げる上で伝えたいことを教えてください。

お笑いって、卑下するものでもないけど高尚なものでもないと思うんですよね。絶対に舞台に立つ必要はないんだよね。普段の会話の中とか、そういう日常の中でも軽く笑いをとることでいいと思うんです。それだけで充分楽しくなれる。お笑いってそんなに難しいものではないんだってことを伝えたいです。

 

 

 

 

小池さんがどれだけ想いをかけているかが伝わってくる言葉ですね……!

最後に、お客さまへ一言お願いします!

どんな思いで来てくれてもいいです。来てくれたなら、こちらは全力でみなさんを楽しませます、笑わせます!

 

 

 

 

小池さんがどれだけ「お笑い」が好きなのかよくわかるインタビューでした。

ありがとうございました!

4年生の藤井君とともに務めたコント集団「SmileEffect」の代表を今年後輩に譲りました。

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