
広島大学演劇団 平成23年度入学生卒業公演
劇団二つの太陽
『わラワレ!』
団員にインタビュー! 大内靖子編
今回は3年生の大内靖子さんにインタビューです!
取材担当:宮崎香陽子
今回の劇団における役割は何ですか?
スタッフ参加で、小道具部と制作部に所属してます。
どんな仕事をしていますか?
今回はあまり作り物がないので、小道具部としてはあまり動いてません。制作部ではビラづくりを担当してます。久々の目立つ仕事です(笑) あとは基本的に雑用ですね。誰にでもできるけど誰でもやるわけじゃないことを基本的にやってますね。制作部ってそういう部署だし。全然目立たない仕事ばかりだけど、全体を円滑に進めるために動いてます。
この仕事をしようと思った理由を教えてください。
私は元々裏方がやってみたくて演劇団に入ったんです。小道具でちまちました物を作ることも好きだし、制作でビラを作るのも好きだし。平面でも立体でも、作ることに変わりはないから。とにかく物を作ることが好きだから、ですね。
天職みたいですね……!かっこいいです。
では今回の自分の仕事で、ここを頑張っている!っていう見どころはどこですか?
ビラですね。他には名前もつかないような作業ばっかりしてるから(笑) だけど、ビラも見てほしいけど、名前がつかないような仕事でもやってる人たちがいるんだってちょっとだけでも気づいてもらえたら嬉しいなって。誰がやってるんだろうな?っていう端っこの仕事はだいたい制作部がやってるから。
私も今回初めて制作部になってから気づいたんですけど、制作部ってアンケートに書かれないような仕事が多いんですよね。だからやってることにあまり気づかれないというか。
そうだね、基本的に褒められることのない部署だよね。だからこそ、たまに外部の方が立て看板なんかを褒めてくれるのがすごく嬉しかったりするんだけど。でも、部署としては当たり前のことをしているだけで、「これやったから褒めて!」っていうようなことをしているわけではないんだよね。やっぱり、やってる人たちがいるんだってことを知ってもらえてるだけでも嬉しいなって思います。
制作部って、目立たないけどなくてはならない部署なんだなぁって思います。
では、稽古期間を通して大変だったことはなんですか?
小道具部と制作部を兼ねていることもあって、やることが雑多にあったことです。それから、自分ひとりじゃなくて、誰かに何かを聞いてスケジュールを合わせたりして進めないといけない作業が多かったことです。自分のペースで物事が進まないことが、けっこう大変でした。
「わラワレ!」の中で、好きな登場人物は誰ですか?
糸色葉子です。脚本を読んだときにいちばん感情移入できた人物が糸色さんでした。自分も割とやりたいことをやって頑張ってるけど、周りの空気も乱さない感じが好きです。最後もかっこいい。
二面性のあるキャラいいですよね(笑)
では、この「わラワレ!」という劇を一言で表すとどんな劇だと思いますか?
「実現」だと思います。「やりたい」っていう気持ちがあふれてる劇ですよね。芸人にしろ歌手にしろ、それを応援する人にしろ、やりたいことをやろうとするかどうか、実現するかどうかっていう劇だと思います。
この作品に対する想いはどのようなものですか?
楽しい舞台にしたいと思います。楽しくて熱い話だから、それを伝えたいです。ストーリー的にも役者的にも、観た人が楽しかったなぁって思ってくれればいいと思います。
この作品の見どころはどこだと思いますか?
登場人物たちのやる気とそれに対する周りの支え、そしてそこに関する人間関係が見どころだと思います。
最後に、お客さまへ一言お願いします!
様々な想いが詰まった舞台なので、観に来てくだされば嬉しいです。
縁の下の力持ち、制作部の大内さんへのインタビューでした。
ありがとうございました!

作業の量は人一倍!黙々と作業。
