
広島大学演劇団 平成23年度入学生卒業公演
劇団二つの太陽
『わラワレ!』
団員にインタビュー! 上床真理子編
今回は3年生の上床真理子さんにインタビューです!
取材担当:宮崎香陽子
今回の劇団における役割を教えてください。
キャストでは春日亜紀、スタッフでは制作部をしています。
制作ではどんな仕事をされていますか?
会計と、DMの送信、受付のデザインなどをしています。
春日さんはどんな役ですか?
ネタバレしちゃいけない人ですね(笑) 下川皆子さんと親しい女性です。
謎に包まれた女性ですね(笑) どんな人物なのかは観てのお楽しみということですね!
どうして春日さんを演ろうと思ったんですか?
役に呼ばれた感じです。もっと明るい役をやってみたいなーとも思ったんですが、私にはこういう役がやりやすいところもあるのかなーって。
では、制作部になった理由はなんでしょう?
制作部は、役者さんや演出さんに安心して、気持ちよく舞台づくりをしてもらうための部署だと思うんです。みんなを支えたいなって思って制作部になりました。
春日さんを演じるにあたって、ここを観てほしい!という見どころはどこですか?
天能寺さんに自分の考えをぶつけるところかなぁ。春日さんは皆子ちゃんのために動いてるっていうか、皆子ちゃんとお金のことしか考えてないんじゃないかって思っちゃうときがあります(笑)
春日さん、なかなか強烈なキャラクターですね(笑)
では、制作部でのここを頑張ってるっていうところはどこですか?
お金持ってるの緊張しますね……。会計を担当するのはもう3回目なんですが、やっぱり慣れないですね。
お金の管理ってすっごく難しそうです……!
この稽古期間を通して、大変だったことはなんですか?
OB・OGさんにDMを発送するためのリストを作成することです。いろんなところをたどって連絡先を探す作業がなかなか骨が折れました。それから、全体的なことなんですけど、仕事が溜まる前に、何かあったら次が現れないうちに消化するっていうのを心掛けてたんですけど、なかなか理想通りにはいきませんでしたね。
仕事すぐに溜まっちゃいますよね……。
それでは、自分の役以外で好きな人物は誰ですか?
三木さんです!大人の女性のかっこよさとあどけなさが同居している感じがすごく好きです。しっかりしていると思いきや、子どもっぽさもなくしていなくて、すごく素敵だなぁって思います。あんな大人になりたいですねぇ。
自分と、演じる春日さんとの共通点はどこだと思いますか?
いつも誰かのために、を考えているところかなぁ。
この「わラワレ!」という劇はどんな劇だと思いますか?一言でお願いします。
「情熱は変えられない」っていうのを伝える劇だと思います。お笑いはもちろん主題にあるんだけど、それは枠組みであって、それを通して真に伝えたいことはそれなんじゃないかって。出てくるみんながそれぞれ何かしらの情熱を持っていて、人間誰しも持っている情熱は変えられないんだよっていうのが根底にあると思います。
この作品をつくり上げる上で伝えたいことは何ですか?
役者として舞台に立った経験が少ないので、演出さんや他の役者さんも、思ったことがあれば言ってほしいなって思います。
では、この舞台に対する想いはどのようなものでしょうか?
最近私は求めたり望んだりっていう衝動が減っていて、その下がっているモチベーションをどうにかしないとなぁっていう思いもあるんです。そんな中、挫折しつつも夢に向かって立ち向かっている稔くんを見ていると、「これがしたい」っていう気持ちを思い出したり、もう一回あの頃みたいに頑張ろうって思えたらいいなぁって考えたりできます。自分と重ねて見ちゃうっていうか、重ねてみたいなぁっていうか。そんな複雑な感じです(笑)
最後に、お客さまへ一言お願いします!
卒業公演ということで、関係者の想いもひとしおです。演って楽しい観て楽しい劇にします!
キャストと制作部を兼ねて務める上床さんへのインタビューでした。
ありがとうございました!
かかわりの深い天能寺役の森岡君と下川皆子役の木邨さんと話し合いながら役作りを進めました。

